森精機製作所 SV-500/40 立型マシニングセンタ 1998年式 査定・買取しました。
森精機 立型マシニングセンタ SV-500 SV-500/40 SV-500/50 SV-500B/40 SV-500B/50 1998年頃にデビューした機械です。 |
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今日は SV-500/40 を詳しくご紹介します。 |
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SV-500には SV-500/40( BT40モデル) と SV-500/50(BT50モデル)があります、 そして、今回ラインナップ新たに追加された・・・Bタイプ・・・ 左右のテーブル幅寸法とX軸ストロークを延長したSV-500B/40( BT40モデル) と SV-500B/50(BT50モデル)があります。いずれも高速10,000rpmスピンドルを標準搭載した高能率加工機になります。早く正確そして使いやすい。部品加工に留まらず、金属に文字を彫り込むような繊細な作業もこの1台で実現します。 |
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高速回転スピンドルを搭載しているため、全密閉式のカバーになります。 正面の扉は先代に引き続き採用された2枚スライド扉。開口時の間口は1075mm。 |
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・操作ボタンが集中した操作パネル。画面が明るいTFT液晶が採用されました。 |
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・CNC装置はMSC-501 FANUC-18iM-Model-Aを搭載。FANUC-18iMAの最大制御軸数は(オプションで)6軸。なお、当機は対話プログラムを搭載しないCNC装置になります。MSC-502の場合はFANUC-16iMAになり、最大制御軸数は8軸まで制御が可能になります。 |
・通常モデルは2軸同時加工ですが、この機械は3軸同時ヘリカル円弧補間と円筒保管の加工オプションが付いています。付加軸追加のオプションにより4軸仕様です。テープ記憶長は標準で160mです。このモデルより先行制御を標準搭載。 |
・テールストック(心押台) シャフトワークがお使いいただけます。 |
・津田駒のRNCM-251RのNC円テーブル。 Gコードで直接指令ができます。 |
・テーブル寸法は1100x600mm テーブル最大積載 1トン。 ダイレクトスケールフィードバックは非搭載でした。 |
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・XYZ軸3軸ともにリニアガイド、超重加重型リニアのボールガイド(ころがり案内)です。また、XYZ3軸ともに16mmハイリードボールネジと高速サーボモーターを採用。XYZともに早送り速度32m/minを実現。(非切削時間の短縮につながる機能です) 切削送りは16m/min を実現しております。(目の前で初めてこの切削を見たときには大変驚きました)。 | |
φ80mm主軸ベアリングでオイルエア「ミクロンルブ潤滑」方式。 |
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セラミック主軸とおなじみのD.D.S主軸モーターの組み合わせ。冷却された超微粒子の冷却油をベアリングに吹きかける「ミクロンルブ潤滑」方式と「オイルジャケット冷却」主軸周りに油溝があり冷却された油を通すことにより冷却される2つの冷却機構を持ったハイブリッド冷却方式です。 | |
この機械は標準の主軸回転数10,000rpm。 |
ATC30本(OP:40) (ツールtoツール)1秒。(条件あり) |
280Lクーラントタンク |
クーラントガン |
書類揃ってました◎ |
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配電盤内部 |
固定金具揃っていました◎ |
次にフレーム構造と主軸です。
SV-500/40構造
SV-500はSV-50に引き続き主軸ヘッドはラム型ヘッドを採用しています。BT40モデルの主軸ベアリングはφ80mm。BT50モデルの主軸ベアリングはφ100mm。これは剛力でおなじみの 森精機 MV-45 40番・50番それぞれのテーパーシャンクモデルと同じサイズです。
超重加重型リニアのボールガイド(ころがり案内)と、XYZ3軸ともに16mmハイリードボールネジと高速サーボモーターで高速な動作が可能。
CNC装置の大幅な近代化。先行制御を標準装備、また、オプション選択になりますが、データサーバ、リモートバッファ、さらに加えてMSC-502モデルからは64bitRISCボードによる高速処理が可能になります。
森精機SVシリーズは高効率・高精度の時代をリードする先進のマシニングセンタです。高速主軸・送り・ATCなどあらゆる駆動系に最高レベルの高速仕様です。です。
最後にカタログに載っているスペック一覧です。
森精機 SV-500(1998年) カタログスペック表 [オプション] | ||
ストローク | X軸(テーブル左右) | 800mm |
Y軸(サドル前後) | 510mm | |
Z軸(主軸頭上下) | 510mm | |
テーブル上面~主軸端面 | 150-660mm | |
テーブル | 作業面 | 1100x600mm |
最大積載 | 1,000kg | |
主軸 | 回転数 | 10,000rpm [ 20,000 ] |
主軸ベアリング | φ80mm | |
テーパ穴 | No,40 | |
モーター (30分/連続) | 22/18.5 kW | |
送り速度 | 早送り | XYZ: 32m/min |
切削送り | XYZ: 16m/min | |
ATC | ツールシャンク | BT40 |
収納本数 | 30 [ 40 ] | |
ツール to ツール (時間) | 0.9秒 | |
タンク | 切削タンク | 280L |
所要動力源 | 総電気容量 | 47.9 kVA |
空気圧源 | 0.5Mpa 300L/min | |
機械の大きさ | 幅 (所要床面) | 2147mm |
奥行 (所要床面) | 2480mm | |
高 | 2703mm | |
高 (輸送時) | ||
重量 | 6,600kg |
※1998年当時のカタログ数値です。年式によって数値が少し変わる場合があります。
あとがき・・ 次世代を予感させるマシン。このSV-500シリーズが出始めた頃から、高能率加工機というキーワードが中古業界に広まり始めました。この後に登場するマシニングセンタ森精機NV5000シリーズの原型(根本となる)と部分がたくさんあります。森精機SV-500は販売台数も多いマシンです。今でも部品加工から金型加工など精密分野では幅広く多くのユーザーに支持されている1台です。我々もバンバン買い取りしている機械です。
この商品は【売約済み】です。
我々はバンバン買取している機械です。
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